実際に登用される際の注意点
正社員登用の注意点
非正規雇用で勤めている企業の正社員になって良いか迷った際は、まず上司や先輩などに職場のことについて詳しく教えてもらいましょう。賃金や労働時間も正社員であれば大きく変わってくるため、実際に提示された条件以外に、現場の声を聞いてみることも大切です。正社員へのステップアップの機会は、今後自分が成長できるかどうかを見極めるターニングポイントでもあります。
本当に正社員としてその企業に貢献できるか、長く勤められるのか、自分にとってプラスだと確信した上で、正社員登用のオファーを受けましょう。特に時給換算した時に、非正規社員以下の給料水準になることも稀にあるので、自分で情報収集することも必要になってきます。すぐに返事をするのではなく、将来を考える良い機会として注意しておきましょう。
良い条件での正社員の探し方
正社員登用へのオファーがあった場合、まずは職場の人に正社員の待遇面について聞き込みをしてください。実際の労働時間など把握した上で決めても遅くはありません。正社員としての経験がない人は、正社員という立場に舞い上がり、確かめるべき条件を忘れてしまいがちです。正社員は非正規社員より好条件という漠然とした先入観があるため、注意が必要です。
またブラック企業の正社員になった場合は、デメリットだらけの勤務形態であっても、入社してからはなかなか抜け出せないこともあります。ブラック企業は、社員の使い方や待遇が極限に酷く、正社員と言えども非正規社員よりも劣悪な環境で働かざるを得ません。
非正規社員の方が好待遇の場合
正社員の方が非正規社員よりも地位が高いと、勝手に思い込んでしまうと、実際にオファーがあった際に冷静な判断ができないこともあります。一部の企業では、正社員登用されるよりも、派遣などの非正規社員の方が手取りが良い場合があります。
特にファミリーレストランやコンビニなどの業界は、定年まで正社員としての雇用が難しい職場でもあります。これらの業界で、もし正社員雇用のオファーを受けた場合は、将来性をよく考え、安易に答えを出さない方が賢明です。正社員になれば非正規社員よりも好待遇になると思われがちですが、正社員であれば他の職種でも良い雇用先があるのではないかと、探し方を模索してみましょう。外に目を向け常にチェックしながら、視野を広げることが大切です。幅広い業種をチェックし、比較することで、より良い職場との出会いが可能となります。
NEWS